『影響力の武器』に撃ち抜かれました。

週末はいかがお過ごしでしたか?

僕は母が娘の洋服を買ってくれるというので
ショッピングに行ってきました。

とはいえ、母は80歳。
買い物は妻と娘に任せて待っていようと
カフェに入ったのですが、
週末で店内は満席。

カウンターに手荷物を置いて待っていると
席を立ちそうなカップルがいたので

「空きますか?」

と尋ねたところ、
男性だけがちょっとだけ
席を外すだけのつもりだったようで

「まだもう少しいます・・」

と言われかけました。

ところが待っている母に気づいたのか

「あっ、いいですよ。もう出ます」

といって、

一緒にいた彼女に「もう行っちゃおう」

と声をかけて席を譲ってくれました。

これだけでも高感度MAXの青年なのですが、
去っていこうとするときに

「おっ、『ホモデウス』読むんですね」

と一言。

そう、手荷物として
カウンターの上に置いていたのは

『ホモデウス』といって

イスラエルの歴史学者
ユヴァル・ノア・ハラリが書いた本で、
その本についてサラッと触れたのです。

僕と1on1をした人は
ご存知かも知れませんが、
僕は1on1シートに

「将来ユヴァル・ノア・ハラリと一緒に
 仕事がしたい!」

と書く程、ハラリのファン。

だからその青年の一言には

「!!!」という感じで

爆上がりしてしまったのです。

+++

セールスに役立つ
6つの心理学的Tipsを紹介した
『影響力の武器』という本があり、

その中の一つに「好意」という
項目があります。
(残りは「返報性」「一貫性」「社会的証明」「権威」「希少性」)

人は経歴や趣味に類似性があると
それだけで「好意」を抱いちゃう
という話です。

昨日の僕はまさにこの状態。

その青年に

「一杯奢るから飲みに行こう!」

と誘いたい衝動を抑えるのが大変なくらいでした。

ビジネスは

「興味喚起」をして

「信頼獲得」して

「オファー」をして

ようやく購買に結びつきますが、

好きな本を褒められたという些細なことでも
これだけ信頼(ラポール)ができちゃうんだな、と
実感させられた体験でした。
(彼は本を褒めてさえもいなかったのですがw)

だから
交流会の自己紹介シート
(BNIのGAINSシートやニーズマッチの1on1シート)

でも趣味をきちんと書こうよ、
って言われるんですよね。

あらためて納得です。

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